吸血コウモリが血液だけを摂取してどうやって生きているのかを知りたければ、その答えは簡単だ。科学者らは2月19日、吸血コウモリの完全なゲノムを初めて解析し、この空を飛ぶ哺乳類(吸血コウモリのこと)が、栄養的には不利で血液感染性の病原体にさらされる異質な食料源で生き延びるのに役立つ無数の遺伝子的特性を持つことを明らかにした。
「糧とするのに体内で多くの適応を必要とするという意味では、吸血コウモリは『究極の』食性を持っているので、この種を研究することに決めた」と、論文の主執筆者で、コペンハーゲン大学博士課程のリサンドラ・セペダ氏は語った。