インドで「酸攻撃」の被害を生き延びた人々が3月7日、女性に対する暴力について意識を高めるため、ムンバイ近郊で開かれたファッションショーでステージを歩いた。
11人の被害女性らは、インドや西洋の色とりどりの衣装を着た。彼女たちは、傷を負った顔を上げ、堂々とプライドを持って歩いた。あとのほうでは、彼女たちはカメラに向かってポーズを取り、自分たちの経験について語った。
モデルの1人はLaxmi Agarwalさんだった。彼女は2005年、15歳だったときに、32歳の男性から攻撃された。彼は彼女に結婚してくれるように頼んだが、彼女は断った。現在、彼女は酸攻撃に反対する活動に取り組み、2013年にはインドの最高裁判所に酸の販売を規制するよう求める判決を出させた。「私たちは尊敬されたいわけではなく、平等がほしいだけだ」と彼女は語った。
毎年、世界中で1500件前後の酸攻撃が起こっている。そうした攻撃の3分の2以上がインドで発生している。多くは家族や交際を断られたパートナーからの攻撃だ。