研究者は3月6日、水分量を4分の1減らしても植物を成長させることができ、収穫高はわずかにしか減らない遺伝子組み換えを公開した。
1つの遺伝子を変えるだけで、科学者らはタバコ―実験でよく用いられるモデル作物―を、通常必要とする水分量のわずか75%で、ほぼ通常の大きさに育つよううまく誘導した。主要な食用作物が同じように反応すれば、この種のものとしては初の「遺伝子ハック」が、水不足が深刻化するなかで増え続ける世界人口に食糧を供給する助けになる可能性があると、科学者らは述べている。
この研究成果は、『ネイチャー・コミュニケーションズ』誌に発表された。