フロリダ州の学校での銃乱射事件が起こった学校の生徒たちに行動するよう呼びかけられ、数十万人の10代の若者たちとその支援者たちが3月24日、ベトナム戦争時代以降、若者による最大の抗議行動の1つで、銃規制を訴えるデモのために、アメリカの首都や全米の都市に集まった。
「本当にそばで聞いてみれば、権力を握っている人たちが震えているのが聞こえる」と、事件が起こった学校の生徒で、このムーブメントのリーダーの1人として現れたデービッド・ホッグさんは、ワシントンでの集会『March For Our Lives(私たちの命のための行進)』に集まったデモ参加者のざわめく群衆に述べた。
彼はこう警告した:「私たちは銃規制反対のロビー団体のことばかり気にかけている公職者たちを追放する」。
「選挙で追放!」と唱え、「私たちが変化だ」「沈黙は終わり」「NRA(全米ライフル協会)からの資金を政治に入れるな」などと書かれた看板を持って、デモ参加者らは、国会議事堂とホワイトハウスの間にあるペンシルベニア通りに詰めかけた。
大規模な集会が、ボストンやニューヨーク、シカゴ、ヒューストン、パークランド、フロリダなどの都市や、2月14日にマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で起こった襲撃の現場でも展開した。この事件では17人が亡くなった。
デモ参加者らは繰り返し、学校で撃たれるのではないかと心配していること、銃乱射事件が連続して起こった後にも大人たちが行動しないことにうんざりしていることについて、不満を述べた。