ケニアでは4月5日、サイの耳に切り込みを入れる印付けを始めた。22頭のサイに切り込みを入れて、識別したいと考えている。この2週間のしごとには60万ドル(6400万円)がかかると、ケニア東部メルーで政府高官が述べた。
最後のオスのキタシロサイが3月19日にケニアで死亡した。この国(ケニアのこと)には1970年代には2万頭のサイがいたが、今は650頭しかおらず、そのほとんどはクロサイだ。この取り組みは個体数が減少しているサイの保護に役立つと職員らは語った。
ケニアワイルドライフサービス(KWS)と観光庁は、メルー国立公園でサイの印付けを開始した。公園内には104頭のサイがいる。そのうち、72頭はミナミシロサイ、32頭はクロサイだ。ミナミシロサイは、キタシロサイよりも大きい。
「耳の切り込みは永久に残る印で、この動物(サイのこと)の生涯にわたって使うことができる」と、KWSの獣医サービスのリーダーであるFrancis Gakuya氏は述べた。