ニューヨーク市のセントラルパークではこの夏、車を立ち入り禁止にすると、ビル・デブラシオ市長は4月20日に発表した。同市は、セントラルパーク内での交通事故と大気汚染を削減したいと考えている。車は6月27日から乗り入れが禁止となると、デブラシオ市長は記者たちに語った。
「公園は自動車のために作られてはいない。文字通り、この公園は自動車が存在する前に建設された。人々のために建設されたのだ」とデブラシオ市長は述べた。
毎年4200万人以上がセントラルパークを訪れる―アメリカ国内のどの公園よりも来場者が多い。マンハッタンにあるこの公園は340ヘクタール以上の面積を占めている。動物園や貯水池、ボート用の池、イベントスペースもある。アメリカ国立公園局は、この公園を1963年に国定歴史建造物に指定している。この公園は1858年にデザインコンペが行なわれた後に建設された。
「今まではなかった平穏さや安心感が生まれるだろう」とデブラシオ市長は述べた。