北朝鮮と韓国の首脳は4月27日、10年以上ぶりの南北朝鮮首脳会談で笑顔と握手を交わした日に、抱き合い、「朝鮮半島の完全な非核化」に向けて取り組むことを誓った。
北朝鮮と韓国は、今年、1950年代から続く朝鮮戦争の終戦を正式に宣言するため、アメリカと中国と協力すると発表した。
しかし、両国の取り組みは詳細が不足しており、数週間以内に予想されるアメリカのドナルド・トランプ大統領とのさらに重大な首脳会談を前に、北朝鮮側の意図に関して重要な疑問を解消していない。
韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談でもたらされた宣言には、段階的な軍縮の推進、敵対行為の停止、要塞化された国境付近を平和地帯に変えること、アメリカを含めた国々との多国間協議を模索することなどの約束が含まれていた。
「両国の首脳は、8000万人の我が民族と全世界を前に、朝鮮半島にこれ以上の戦争はなくなり、新しい平和時代が始まったことを宣言する」と両国側は発表した。
南北朝鮮首脳会談は、60年以上に渡って南北朝鮮を分断してきた国境にある重厚に要塞化された軍事境界線付近にある村の板門店で開かれた。