研究者は4月24日、北極海に浮かぶ海氷にプラスチック粒子の蓄積があると警告した。地球温暖化で海氷が溶けるにつれて、重大な水質汚染源となりうる。
アルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所の研究チームは、2014年と2015年に、砕氷観測船ポーラーシュテルンに乗船して3回の北極海調査航海を実施し、この調査中に収集した海氷サンプルに17種の異なるプラスチック粒子が含まれていることを発見した。
見つかったプラスチック粒子には、レジ袋や食品包装、船の塗料、漁網、合成繊維のナイロンやポリエステル、たばこのフィルターなどに由来するプラスチックが含まれていた。