スペインに住むある女性は、アメリカのドナルド・トランプ大統領に驚くほど似ていることに多くの人々が気がついた後、ソーシャルメディア上で思いがけず有名になっていた。
スペイン北西部の農場で報道していたジャーナリストがインスタグラムに、肩にくわを担いで農作業の服装をしたドロレス・レイスさんの写真を投稿すると、何千という反応が起こった。
この64歳の人(ドロレスさんのこと)はそれ以来、アメリカの急を要する政策や国際社会の問題についてコメントを求められている―だが、育てているジャガイモを脅かす蛾の大発生のほうが心配そうだ。
「きっと髪の色が似ているからだろう」と、レイスさんは4月24日、地元紙ラ・ボス・デ・ガリシアに語った。
彼女にはトランプ大統領とは異なるところが1つある―彼女は携帯電話を使わず、ネットのおしゃべりにはほとんど興味がない。
ヘアバンドでブロンド色の髪をまとめ、カメラから顔を背けてしかめっ面で畑の真ん中に立って写っているレイスさんは、今では多くのファンがいる。
レイスさんは地元紙に、スマートフォンがなければインターネット上での熱狂は簡単に無視できるため、突然有名になっても別に圧倒されている感じはしないと語った。