アメリカのドナルド・トランプ大統領と、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が金色のシャベルを手に、ホワイトハウスの芝生で若木に土をすくってかけた写真は、世界中で見られた。
4月後半の訪米で、マクロン大統領はアメリカの同等の人(トランプ大統領のこと)と共に、双方の妻が見守るなかで、ナラの若木の根に土をかけた。
それは象徴的な行動だった:その木は、フランス北部の森から来たもの。その森は、アメリカ海軍の兵士2000人が第一次世界大戦中に亡くなった場所だ。
しかし数日後、木はどこにも見当たらなかった。
白熱した憶測が飛び交うなかで、フランス政府は4月29日、説明を発表した:単なる植物ではなく今や米仏関係の象徴となったその木は、検疫を受けていると。
「それは、アメリカに持ち込まれたあらゆる植物に義務付けられている検疫だ」と、ジェラール・アロー駐米フランス大使はツイッターに書いた。「木はその後植え直される」。
(ツイッターの)フォロワーが、その用心のために行なったこと(検疫のこと)はやや遅く見えると批判を浴びせると、この外交官(ジェラール・アロー大使のこと)は、根はプラスチックで包まれていたと説明を続けた。