世界人口の90%以上が高濃度の汚染物質を吸い込んでいると、世界保健機関(WHO)は5月2日に発表した。空気の質の悪さが年間約700万人の死の原因となっているという。国連の保健機関(WHOのこと)から出たばかりのデータは、この問題が貧しい国でさらにひどいことを示した。
「大気汚染は我々全員を危険にさらしているが、最も貧しく、最も社会的に取り残された人々が、負担をまともに受けている」と、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は声明で訴えた。大気汚染に関連のある死の90%以上が、アジアやアフリカの低所得または中所得の国々で発生しているとWHOの研究は明らかにした。