新たなレーダースキャンにより、ツタンカーメン王が埋葬された部屋の内部に隠し部屋は存在しないという決定的な証拠が得られたと、エジプトの考古省は5月6日に発表し、この可能性をめぐる何年もの興奮にがっかりする終止符が打たれた。
エジプト政府考古学委員会のムスタファ・ワジリ委員長は、イタリアの研究チームが地面を貫通するレーダーで集中的な研究をし、以前示唆されていたような、隠された、人工の隔てる壁は墓には存在しないことが示されたと述べた。トリノ工科大学のフランチェスコ・ポルチェッリ氏は、カイロで開かれた国際会議でこの発見を発表した。