欧州連合(EU)諸国は4月27日、ハチの個体数を減らす原因となっている殺虫剤をほぼ全面的に禁止にする法案を可決した。活動家らは「希望の光」と呼んでいる。ハチは世界の主要農産物の90%の受粉を助けているが、近年、「蜂群崩壊症候群」で死亡している。これは、ダニ、殺虫剤、ウイルス、菌類、あるいはこうした要素の組み合わせが原因とされる不可解な害である。
28のEU参加国は、3種のネオニコチノイド系農薬の禁止を承認した。2月にはヨーロッパの食品安全機関が、この化学物質(ネオニコチノイド系農薬のこと)のほとんどの使用はミツバチや野生のハチにリスクをもたらしていると発表していた。