オーストラリアの大手スーパーマーケットチェーンの1つは5月16日、いくつかの店舗で乳児用粉ミルクをカウンターの陰に移動し、販売を制限していると発表した。これは、中国でこの粉ミルクが2倍以上の価格でインターネットで転売されているという報道を受けた後のことだ。
ミルク製品を棚から下ろす「コールズ」の決定は、シドニーの『デイリー・テレグラフ』紙が、最大35豪ドル(3,800円)で販売されている1キロ缶が、中国の親たちに100豪ドル前後(11,000円)で転売されていると報じた後、心配する母親たちからの苦情に応じたものだ。
このスーパーマーケット大手は、客1人につき2缶までに販売を制限し、さらに安定して供給できるようにサプライヤーと連携している。