ネス湖の怪物(ネッシーのこと)の捜索は6月に新たな高度技術の段階に入った。科学者たちはスコットランドの最も有名な湖に本当に生きているのか、もしくは生きていたのかを確認するため、DNA調査を活用する計画だ。
国際研究チームは、ネス湖の水のサンプルを異なる深さの3カ所から採取し、近くの湖からも3つサンプルを採取する。そのサンプルは世界中の研究所へ調査のために持ち込まれる。調査は、直接のDNAよりも、環境DNA(eDNA)を観察する。
世界中の科学者たちは、クジラやサメといった海に住む生き物を観察するのに、環境DNAを活用している。海の生き物たちは動くときに、皮膚やうろこ、羽根、糞、尿などからDNAの痕跡を残す。
湖からの環境DNAは、「数十万の異なる生命体の」大きなデータベースと比較されると、研究チームの広報担当者であるニュージーランドのオタゴ大学ニール・ジェンメル氏は述べた。