マドリード郊外のグアダリクス山で、馬の気持ちを理解できるアルゼンチン人のフェルナンド・ノアイユさんは、彼の動物たちをストレスや不安に苦しむ人々を助けるために活用している。
パタゴニアの荒野で長年馬と暮らしてきたこの57歳の人(ノアイユさんのこと)は、動物たちを、患者が自分の感情を理解し、コントロールする方法として活用している。
彼のセッションに来る人々は、馬と一緒に過ごし、自分自身がどのような精神状態にあるかを馬の動きを通じて知ると、ノアイユさんは語る。ノアイユさんは1セッションにつき、最大で120ユーロ(15,000円)を請求する。
「馬は鏡だ」と彼は言う。「馬は群れで生きる生き物で、群れの中で生きるために生まれている」。
このセラピーは、馬が患者の気分にどのように反応するかの観察で構成される。馬の反応を観察することで、セッションへの参加者たちは、感情を特定し、コントロールする方法を知るのだと、ノアイユさんは語る。
「難しい精神状態にある最初のセッションの人たちは、馬が止まることなく動き続け、駆けていくのを目にする。馬は、あなたが止まることのない思考に苦しめられているのを見せている」とノアイユさんは話した。