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2018年6月8日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Essay

My bilingual marriage (p. 9)

2言語間の結婚

人生は対立だらけだ。人が欲しいものはそれぞれ異なる。全員を満足させる妥協案を見つけるのは難しいこともある。特に、国際結婚では!

私はカナダ出身だ。妻は日本人だ。結婚した時、私たちは異なる習慣、価値観、考え方について交渉しなければならなかった。私たちが直面した最大の課題はしかし、文化的な違いではなかった。言語だった。

妻はアメリカで勉強したことがあり、英語力を維持したいと思っていた。ネイティブスピーカーと結婚して、流ちょうになるまで毎日英語を話すことを夢見ていた。

私は大学で日本語のテキストを1年間勉強し、会話力を高めようとしていた。日本人の妻を得て、毎日日本語を話す夢を抱いていた。

この相反する意図の結果、私たちは解決しなければならない基本的な対立があった。どうすればいいだろうか?

最終的に、シンプルな解決策に落ち着いた:交代制にすることにしたのだ! 私たちの計画は、日替わりでそれぞれの言語を話すことだった。ある日は「英語の日」。次の日は「日本語の日」になる。これで、きっかり半分ずつ、それぞれが選ぶ言語を使うことができる。

この新しい制度を月曜日から開始した。お互いの合意により、初日は英語の日だった。これは私にはかなり楽だった。"Good morning!"(おはよう!)と、英語での朝食の会話で一日が始まった。一日中、妻と私は英語―私の母語―だけで話し、全ての物事はスムーズに進んだ。

2日目は日本語の日だった。「おはようございます!」で一日が始まった。その後は大変だった! 私の日本語は当時、あまり上手ではなかった。問題は、私に十分な語彙がないことだった。

その結果、朝食の会話は時間がかかり、苦労した。単語を十分に知らない時に会話をするのは大変だ! 私は絶え間なく和英辞典を使った。最も簡単なフレーズでさえ問題だと分かった。

例えば、私は妻に「塩を取って」もらえるように頼む必要があった。そうするためには、pass(手渡す)に当たる日本語を調べなければならず、その後、salt(塩)に当たる日本語を調べなければならなかった。そして、適切な文法の文につなぎ合わせようとしなければならない。延々と時間がかかった!

妻は信じがたいほど我慢強く、私がもがいているのを笑顔で見守っていた。私が味わっている言語的な拷問を彼女はこっそり楽しんでいるのではないかと疑い始めるほどだった!

数ヵ月は苦労したが、私の話す日本語はだんだん上達していった。妻も自分の英語を維持できて喜んでいた。私たちの制度は成功した!

対立に対処するとき、両者にとって公平で受け入れられる妥協策を見つけるのが大事だ。あなたの人生でも対立の解決策が見つかりますように!

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