日本の金井宣茂さんは、5カ月半の任務を終えて6月3日に地球に帰還した国際宇宙ステーション(ISS)の3人のメンバーの1人だったと、アメリカ航空宇宙局(NASA)は発表した。
金井さんとロシアの宇宙飛行士アントン・シュカプレロフさん、アメリカのスコット・ティングルさんを乗せたソユーズ宇宙船は、宇宙ステーションを出発して3時間半後の午後6時40分頃、カザフスタンの田舎に着地した。
彼らは12月半ばから軌道を周回する実験室に乗船し、シュカプレロフさん(46)は、2月から船長を務めた後、6月2日にアメリカ人のドリュー・フォイステルさんに船長の任務を引き継いだ。
「(着地は)まるでジェットコースターみたいでした。また最初から、身体の重さを感じています。重力を感じています」と金井さんは宇宙船から降ろされた後、報道陣に語った。
この41歳の元海上自衛隊の医師は、重力がないため、宇宙ステーションに着いて3週間後に9センチ身長が伸びたとツイッターで主張し、世界の関心を集めた。彼はその後、計測が間違っていて、伸びたのは2センチだけだったと述べた。
国際宇宙ステーションへの滞在中、金井さんはさまざまな科学実験を行なった。彼は、宇宙へ行った日本人宇宙飛行士では12番目で、宇宙ステーションでの任務を延長して務めたのは日本人として7人目だった。
2月に、金井さんは、宇宙で歩いた4番目の日本人宇宙飛行士となった。