少なくとも2.7トンのうなぎのかば焼きが昨年、日本の小売業者によって廃棄されていたと、グリーンピース・ジャパンは6月4日に発表した。廃棄されたうなぎには、絶滅危惧種のニホンウナギも含まれていたとグリーンピースは明らかにした。
この数は、グリーンピースが昨年度の9月から1月までに実施した調査から出されたものだ。グリーンピースはうなぎの販売業者18ヵ所にコンタクトをとり、16の業者が回答した。
あぶられて焼かれたうなぎは、7月後半に人気になる。この時期、夏の暑さに負けないようにするために、人々がうなぎを食べる。この期間中、うなぎの広告と販売促進活動が多くなる。賞味期限に達したために、調理済みのうなぎが大量に捨てられていると、この調査で分かった。
しかし、廃棄されたうなぎの実際の量はこれよりもはるかに多い可能性がある。この調査では、わずか5つの小売業者しか、うなぎを廃棄した量をグリーンピースに伝えていない。その合計が2.7トン、約13,650匹のうなぎだった。