バーモント州は、人口と労働力の増加を期待して、州外の雇用者の仕事をテレワークで務める新住人に資金を支払う用意がある。
バーモント州のフィル・スコット知事は、若い人たちを同州へ引きつける取り組みとして、そうした新住人に2年間で最大1万ドル(100万円)を支払う州法に署名した。
「バーモント州はスキーをしたり、クラフトビールを飲んでみたりするだけの場所ではなく、家庭を築いたり、事業を成長させたりするのにも理想的だ」と、観光とマーケティングを担当する部署の職員ウェンディ・ナイト氏は6月1日に語った。
リモートワーク助成プログラムでは、引っ越しにかかる出費などの費用を負担する。1月1日に発効する。スコット知事は5月30日にこの法案に署名した。
この法律では、対象となる労働者をバーモント州内の自宅オフィスかコワーキングスペースで主に仕事をし、州外を拠点とする企業にフルタイムで雇用されている労働者と定義している。
バーモント州は、助成金を申し込み順に提供し、このプログラムには今後3年間で50万ドル(5400万円)の予算を割り当てている。