ある医師は5月25日、苦いかぼちゃやウリ科カボチャ族の植物は強い毒性を含む可能性があると警告した。食事で毒に当たった2人の女性が毛のほとんどを失っている。フランスの皮膚科医フィリップ・アスリーさんは、この2件の稀な症例を科学誌に発表し、これまでは知られていなかった「一般的な植物に伴う脱毛症に関連する毒性」を強調した。
疑いが持たれている植物群はウリ科の植物で、かぼちゃ類やペポカボチャ類、ウリ類が含まれる。ウリ科の植物は、苦味を出す有毒化合物ククルビタシンを含む場合がある。今回の症例は、知られているなかで初のククルビタシン中毒による脱毛の症例だ。