フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは4月10日、2日間の議会の審理を開始し、プライバシーに関する不祥事について公に謝罪した。この件は、ザッカーバーグ氏が10年以上前に創設したこのソーシャルメディア大手(フェイスブックのこと)を大きく揺るがした。
ザッカーバーグ氏は、上院の商業科学運輸委員会と司法委員会合同の公聴会を前に、ドナルド・トランプ大統領の選挙活動と関連するデータ・マイニング会社「ケンブリッジ・アナリティカ」が選挙に影響を与えようとして8700万人のユーザーから個人情報を収集することを阻止できなかったことの責任は自身にあるとして、発言を始めた。
ザッカーバーグ氏は、ユーザーと市民にすでに何度も謝罪してきたが、議会を前に陳謝するのはこれまでの経歴で初めてだった。
冒頭陳述で、ザッカーバーグ氏はフェイスブック上で「フェイクニュース」とヘイトスピーチを広がらせてしまったこと、データ機密の不十分さ、2016年の(大統領)選挙におけるロシアのソーシャルメディアへの介入について、謝罪した。
「我々は当社の責任について十分に広い見識を持っていなかった。これは大きな過ちだった」と彼は述べた。「私の過ちだった。申し訳ない。私がフェイスブックを始め、経営している。ここで起きたことには私に責任がある」。
証言をするようにという以前の要求に抵抗した後、ザッカーバーグ氏は今月、ケンブリッジ・アナリティカ社がフェイスブックのユーザーのデータを集めていたという報道が明るみに出た―そしてフェイスブックもそれを認めた―後で、連邦議会に出ることに同意した。
ケニアでは4月5日、サイの耳に切り込みを入れる印付けを始めた。22頭のサイに切り込みを入れて、識別したいと考えている。この2週間のしごとには60万ドル(6400万円)がかかると、ケニア東部メルーで政府高官が述べた。
最後のオスのキタシロサイが3月19日にケニアで死亡した。この国(ケニアのこと)には1970年代には2万頭のサイがいたが、今は650頭しかおらず、そのほとんどはクロサイだ。この取り組みは個体数が減少しているサイの保護に役立つと職員らは語った。
ケニアワイルドライフサービス(KWS)と観光庁は、メルー国立公園でサイの印付けを開始した。公園内には104頭のサイがいる。そのうち、72頭はミナミシロサイ、32頭はクロサイだ。ミナミシロサイは、キタシロサイよりも大きい。
「耳の切り込みは永久に残る印で、この動物(サイのこと)の生涯にわたって使うことができる」と、KWSの獣医サービスのリーダーであるFrancis Gakuya氏は述べた。
あるブリュッセルの男性は、ベルギーの首都(ブリュッセルのこと)にあまりにもたくさんの穴があることに怒っている―そこで彼は、路上の穴に花を植えている。
Anton Schuurmansさんはたくさんの花と土、小さなプラスチック製のじょうろが入った袋を持って町中を歩いている。道路に穴を見つけると、そこへラッパスイセンやゼラニウムを植える。花を植えるために、混雑した交差点の真ん中に歩いていかなければならないこともある。
「歩行者も、自転車の人も、車に乗っている人たちも、みんなこの穴に迷惑している」とSchuurmansさん(29)は4月6日に話した。彼は、ブリュッセルの聖堂の外にいくつか花を植えたところだった。人々は立ち止まり、通り過ぎるときに写真を撮った。
Schuurmansさんの活動は少なくとも1回は成功した。
「私が花を植えてから2日後に、少なくとも1つの穴は修理された」とSchuurmansさんは述べた。「それを見てとてもうれしかった」。
政府は4月9日、自社のワイヤレスネットワークを用いた日本国内の携帯電話事業への楽天の参入を認めた。これにより、すでに飽和状態の市場で価格競争を引き起こす可能性がある。
サービスは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクグループが支配している市場で、2019年10月から始まる。
「とてもうれしい。そして同時に、(当社の最新の動きについて)責任を感じている」と、楽天の会長兼CEOの三木谷浩史氏は東京で報道陣に語った。
財務省の職員が昨年、大阪を拠点とする学校法人「森友学園」に対し、物議を醸している取引において、同省から森友学園が購入した土地からどのようにごみを撤去したかについて嘘をつくように依頼していたと、高官が4月9日に認めた。
太田充理財局長は国会の委員会に対し、ある省職員が森友学園の代理弁護士を2月20日に呼び、この地所から膨大な量のごみを撤去するために「数千台のトラック」が使われたという話を捏造するように依頼したと述べた。
マグニチュード6.1の地震が4月9日、島根県を揺らし、8人が負傷したと地元当局が発表した。建物が崩壊し、1000世帯以上で断水した。
大田市では、224件の建物の損傷が確認され、日本の7まである震度階で震度5強を記録した午前1時32分の地震の後、最大で190人が避難している。気象庁によると、この地震は、近畿地方、中国地方、四国地方で揺れたという。
日本相撲協会の八角理事長は、女性たちが倒れた公人を蘇生させようとした際に、土俵から降りるように言われた事件をめぐり、謝罪した。
相撲では、土俵は旧来、神聖なものとみなされており、女性は立ち入りを禁じられている。
4月4日に京都府舞鶴市の市長が土俵でのスピーチ中に倒れた。市長に応急処置を施すため、2人の女性が駆け付けた。さらに2人の女性が加わったとき、相撲の審判が「女性は土俵から降りてください」と言い始めた。
韓国の李明博元大統領は4月9日、収賄罪と横領罪などで起訴され、スキャンダルで逮捕された、もしくはスキャンダルに巻き込まれた、韓国で最も直近の指導者もしくは元指導者となった。
ちょうどその数日前に、李元大統領の後任であった朴槿恵前大統領が別件の汚職スキャンダルで懲役24年の判決を言い渡された。
李元大統領に対する起訴内容には、合計110億ウォン(11億円)をスパイ組織やサムスンなどから賄賂で受け取っていたことなどが含まれている。
パトリック・リード選手は、感傷的な人気者を含めた多数の挑戦者たちを破り、4月8日にジョージア州オーガスタで行なわれたU.S.マスターズで優勝した。
この27歳の人(リード選手のこと)は、メジャー全制覇を目指すロリー・マキロイ選手の早い段階での動きや、コース記録に挑んでいたジョーダン・スピース選手、リッキー・ファウラー選手による後半での追い込みを抑え込んだ。
リード選手は15アンダー273のスコアで終え、通算6度目のPGAツアー優勝を果たした。
松山英樹選手は19位で終え、リード選手と12打差だった。松山選手の世界ランキングは6位から8位に落ちた。
ハワイ州のデビッド・イゲ知事は4月5日、医学的な支援を受けての自死を合法化する法案に署名し、この行為を合法化するリベラル寄りの州とコロンビア特別地区にハワイを6番目に加わらせた。
この法律は、死ぬことができる処方箋薬を求める末期患者からの要求に医師が応じることを許可する。この法律には、濫用を防ぐ安全措置も含まれている。
この法律は、末期患者が「尊厳を持って安らかで穏やかな自らの人生の最後を選ぶ」ことができるようにするものだと、イゲ知事は述べた。
警察によるとユーチューブ本社(カリフォルニア州メニフィー)で3人を撃ったという女性は、ユーチューブの方針について腹を立てていたと見られる。
ナシム・アグダム容疑者は奇妙なことの多い動画を多数ユーチューブに投稿していた。
ユーチューブに投稿した人は広告収入を受け取ることができるが、同社は不適切なものがある、1000人以下しか登録者がいないといった理由でいくつかのチャンネルから「広告を除いて」いる。
30代だったアグダム容疑者はあるメッセージで「ユーチューブは私のチャンネルをフィルターにかけ、視聴されないようにしている」と述べていた。
スウェーデンは4月1日、航空機による環境への影響を低減させる取り組みとして、国外へ飛行機で出るすべての乗客に追加の費用を加算することとなる航空税を導入した。
「飛行機での旅行の急増を受けて、この税の導入は二酸化炭素排出量を最小限に抑えることを目的としている」と気候に関する省の大臣であり、緑の党の広報担当であるイサベラ・ロウィン氏は、スウェーデンの新聞『ダーゲンス・ニュヘテル』紙に述べた。
スウェーデンの空港を出発する旅客便には、行き先に応じて1人あたり60〜400クローナ(750〜5200円)の費用が追加される。ただし、乗務員など一部の乗員は対象外となる。
ロサンゼルスの裁判官は、コーヒーの販売業者に対し、発がん性を警告するラベルを表示するようカリフォルニア州法で義務付けるべきだという判決を下した。
上級裁判所のエリフ・バール裁判官は、3月28日に出された判決文で、スターバックスなどのコーヒー販売業者は、コーヒーの焙煎時に生じる化合物によるリスクがわずかであることを証明できていないと述べた。
非営利団体は、発がんの恐れがあるさまざまな化学物質について警告を求める州法に基づき、コーヒー焙煎業者、販売業者、小売業者を相手取って訴訟を起こしていた。1つは、コーヒーに存在する発がん性物質のアクリルアミドである。
遊園地の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーへの来場者数は、新しいアトラクションや特別イベントが一助となり、3月31日で終りを迎えた年度で3年ぶりに増加したと、運営会社のオリエンタルランドが4月2日に発表した。
来場者数は現在の年度に、前年度から0.3%増加して、301万人となったと、同社は述べた。
オリエンタルランドは、来場者数の増加を、映画『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』に登場する魚のキャラクターが現れる東京ディズニーシーの新しい屋内アトラクションと、夏に企画された特別イベントが要因だとした。
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、衝撃波による騒音を立てずに音速の壁を越える可能性がある超音速機「X-plane」の開発で、ロッキード・マーチン社と契約を結んだと、4月3日に関係者が発表した。
2億4750万ドル(260億円)の契約では、2021年に最初の飛行実験をする飛行機の設計、製造、試験を許可するものだとNASAは述べた。
実験機は、「時速約1513キロの速度で16764メートルを飛び、音は車のドアが閉まるくらいの音量75デジベル程度で、衝撃波による騒音は立てない」と、アメリカの宇宙機関(NASALのこと)は声明で述べた。
2017年に日本全国で起こった個人情報の損失にかかわるサイバー攻撃は、疑いがあるものと、確認されているものを含めて308万件だったと、共同通信がまとめた集計が示した。
この集計は、昨年82の事業体においてデータ保護セキュリティを侵害されたケースに基づいている。このうち、企業は76社、行政組織は4機関、大学は2校だった。集計は3月31日に発表された。
クレジットカード情報の盗難による被害は、昨年、史上最多となった。こうしたデータは合計の約6分の1にあたる53万件のサイバー攻撃に関連するものだった。
味の素はデザインをリニューアルした同社のレシピサイトに、ユーザーが魅力的に見えるメインディッシュやサイドディッシュを選んだ後で、人工知能が望ましい食事の組み合わせを特定するサービスを開始した。
この調味料と食品のメーカー(味の素のこと)は、顧客は味の素パークのサイトで、顧客は料理の画像を選ぶことができ、その後、人工知能が約1万のレシピから、栄養バランスや1年の中の季節といった要素に基づき、(スープを含めて)さらに2つの料理を提案すると述べた。
ユーザーは、調理時間やヘルシーさに応じて料理を選ぶように人工知能に伝えることもできる。
アライグマは通常、恥ずかしがり屋で夜行性の生き物だ。しかし、アメリカのオハイオ州では感情を態度に表している。同州では、真っ昼間に奇妙で威嚇するようなアライグマについて警察が報告している。
地元のテレビ局WKBNによると、3月に、オハイオ州ヤングスタウンの警察は、住民から「ゾンビ」アライグマの目撃報告の電話を約15件受けたという。
目撃者たちは、毛のふわふわした黒い顔の生き物が、人間に対して攻撃的な態度を取り、音や動きで追い払おうとしても怖がらず、動じないと語った。
退職した銀行員で自然写真家となったRobert Coggeshallさんは、家の庭に入ってきたアライグマの「極めて奇妙な行動」について述べた。
「アライグマは後ろ足で立ち上がり、そんなふうにするのは以前には見たことがない。そして、歯を見せてから、後ろに倒れ、ほぼこん睡状態になった」とCoggeshallさんはWKBNに語った。
オハイオ州の環境保護担当職員は、そうしたアライグマは犬ジステンパーにかかっているのではないかと疑っている。この病気は、犬と、アライグマやキツネといった動物に見られる感染性の病気だ。
職業面接のために新しいワイシャツが必要になった数回を除いて、新しい服を急いで買いに行くことはまったくない。それでも、日本の野球選手・大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムと昨年12月8日に契約を結んだときは、すかさずTシャツを注文した。
太平洋の両側の野球界で、南カリフォルニアへ向かうという大谷選手の決断は、このオフシーズン最大の話題だった。この23歳の選手(大谷選手のこと)は、18歳でキャリアを開始して以来、北海道日本ハムファイターズでプレーし、日本で旋風を巻き起こしてきた。
大谷選手は並の野球選手ではない。彼は投手でも打者でもあるため、日本リーグで傑出している。その両方で並以上の選手は極めて少なく、ましてや最高クラスになれることは少ない。大谷選手の投打両方のスキルは、ファイターズの2016年優勝に貢献した―そして、大谷選手はその年のMVP賞に選ばれた。海外でプレーする意向を発表したときには、多くのアメリカのチームが関心を寄せた。
アメリカの報道機関の多くは、彼を「日本のベーブ・ルース」と呼んだ。ジョージ・“ベーブ”・ルース選手は、投げるのも打つのも見事だった選手としてアメリカで最も有名な例だ。そして、彼は1920年よりも前にその全てを果たした。21世紀にそれができそうな選手の可能性に、アメリカのほぼすべてのチームが興奮した。
ほぼどのチームも大谷選手を獲得しようとした。多くは、シアトル・マリナーズに大谷選手が加わると予想した¥2001年に鈴木イチロー選手が渡ったチームだ。彼らは、最大限大谷選手を求め、最大限の金額をオファーする用意があるように見えた。
私の好きなチームであるロサンゼルス・エンゼルスもまた大谷選手を狙っていたのを私は知っていた。それで、12月のその土曜日の朝に起きて、大谷選手がアナハイムを選んだことを知ったときには―ほぼ全ての人々にとって驚きだったが―、われを忘れて喜んだ。私は一日中、(大谷選手のエンゼルス移籍決定について)反応を示した記事に没頭し、マリナーズファンが悲しむ様子を大いに楽しんだ。それは早めのクリスマスプレゼントのような感じがした。
そして私は、背中に大谷選手の背番号17をあしらった鮮やかな赤のかっこいいTシャツを買った。
大谷選手が私のお気に入りのチームに入ってくれたことでは多数の恩恵がある。日本のテレビ局は今、アメリカのテレビチャンネルと同じくらい詳しくロサンゼルス・エンゼルスを取り上げるようになった。試合は定期的に放送される。日本の友人のほとんどと話題にできる選手ができた。
しかし、こうした注目によって、大谷選手がアメリカで成功しようとする様子を見るのにもっとストレスがかかるようになった。彼はこれから長いキャリアが待っているが、毎回の試合が最後の試合よりも重要な感じがしてくる。私はこれから数年間、誇りを持って、このシャツを着続けられることを願っている。