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未知の世界に飛び込んで、文化的背景の異なる人々と出会い、いつかその人たちのことを書いてみたい——。幼いころからそんな夢を抱いていた著者が、16歳で単身アメリカの高校へ留学。英語がほとんど通じず苦労したり、文化の違いにショックを受けつつも、さまざまな人に助けられながら卒業するまでの3年間をユーモラスにつづった青春記。

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留学日記[仕事編]

By Kana Ishiguro / 石黒 加奈

16歳で単身アメリカ留学。コロンビア大学卒業生石黒加奈がトラブル続きの留学生活を終え、帰国してからの生活を振り返ります。就職活動から、ジャパンタイムズでの日々の様子までを振り返る「ちょびつき」留学日記・ジャパンタイムズ編
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Kana Ishiguro / 石黒 加奈

Vol. 12 : ジャパンタイムズで働く女性たち

日本の会社には女性の管理職がまだ少ない、とよく耳にします。数年前の国際労働機関(ILO)の統計によると、日本の女性管理職の数は世界で20位以下だったのを覚えています。

そんな世の中の傾向とは逆に、ジャパンタイムズではたくさんの女性社員が活躍しています。編集局でも、広告局でも女性の管理職がいますし、出産してからも、ほとんどの人が1年間の"maternity leave"(産休)を経て、現場に復帰しています。

ほんとうに驚くほど、ママさんワーカーがたくさんいるんです! 現時点では男性社員しかいない製作部と印刷部を除くと、ほとんどどの部署にも小さい子どもを持つ女性が働いています。女性記者のほぼ3分の1は、ママさん記者というぐらい…。

そういった女性社員のみなさんは、ご家族の協力があってのことと思いますが、「3歳になる、男の子がいるんですよ〜」などと言われない限り、お母さんだと気づかないほど、パワフルに業務に励んでいます。

電子メディア局と同じフロアにある出版局のヤング・ママ、Mさんとは、よく彼女のちっちゃい坊やの話をするんですが、そんなときは、一見、子育て、家事、仕事をさらりとこなしていらっしゃるように見えても、いろいろな、ご苦労があることが分かります。

例えば、ジャパンタイムズのmaternity leaveは1年しかありませんので、みなさん、まだ1歳にもならない赤ちゃんを保育所に預けて仕事に来ています。そうなると、どうしても、赤ちゃんたちが、熱を出したり、緊急の事態が起きたりなんて、ほんとうに、日常茶飯事なんですね。

わたし自身は、まだ、子どもがいませんけれど、自分の子どもが39度近い高熱を出して保育所から電話がかかってきたら、いったい、どんな気持ちだろうと、いつも胸が痛みます。

Mさんたちとランチをしたときに、ジャパンタイムズのビルの中に保育所を作ったどうか、という話になりました。
「そうよねぇ。英語を教えたりできるスタッフもたくさんいるしねぇ?」
「私は、ピアノと体育を教えます!」
「私は、学芸会担当になります!」
などなど、いろいろ、面白い意見が出たんですが、
「でも、電車では連れてこられないものね〜」
と、交通手段という大きな壁にぶち当たりました。

スクールバスを調達しようにも、子どもを持つ社員が、ジャパンタイムズ・オフィスのある東京都港区だけに住んでいるわけでもなく、なかなか難しい問題です。また、送り迎えのバスを用意できたとしても、1歳にもならない赤ちゃんをバスに長時間乗せるなどということは、非現実的です。

わたしは、子どもに英語を教えるのが大好きで、学生時代にもよく、小学生に寺小屋方式で教えた経験がありますが、ジャパンタイムズに保育所ができたら、「質実剛健(?)なバイリンガル・キッズ」を育てられるのになぁ、と残念でなりません。

よくネイティブのスタッフと、ランチに行く中華料理屋さんでも、
「うちの孫のSちゃんにも、英語を教えてくださらない?」
と、店のオーナーの奥様に頼まれたりします。

きっと、ジャパンタイムズ社員のランチ・ブレスト(ブレインストーミング)だけでは、想像もつかないような素晴らしいアイディアがたくさんあると思います。日本中のみなさん、また、海外での女性、子育て、仕事のあり方などに詳しい方に、ぜひご意見を聞いてみたいと切望する秋の夜でございます。



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